
2006年2月、知人の紹介で札幌北大近くにある一軒のスープカリィ屋さんに入りました。瞬間に漂うエスニックな香り、外の寒さが嘘のような賑やかな熱気、何だろうこの空間は? そして、出されたカリィと呼ぶには不釣合いなスープ、その鮮烈な味。スープカリィの虜になるのに時間はかかりませんでした。
「この味を仙台で再現したい。仙台の人に食べてもらいたい。」
早速、店の経営幹部に会い熱意を伝え仙台出店の快諾を得ました。スタッフたちとの出会い、プロデュースしていただいた札幌の皆さん他、多くの方々の協力があって、ようやくこの日を迎えることが出来ました。支えてくれたたくさんの人に感謝しながら、思いを共有するスタッフたちとスープカリィの味を通して、仙台に新しい風を送り続ける所存です。
一皿一皿に愛情を込めて、いつか<仙台スープカリィ>と呼ばれる日を夢見て。
皆様のご来店を心からお待ち申し上げます。


スープカリィは「カレー」ではありません。ルゥで作るカレーを薄めたようなスープをイメージする人も多いのですが、全然違うものなのです。
カレーのようでカレーではない。一口食べていただければ、きっとご理解いただけるはずです。
スープカリィのルーツを辿ると、30年以上前の札幌までさかのぼることになります。
元祖と呼ばれるスープカリィは、漢方やスパイスを食べ易くカレー風味にミックスした「薬膳料理」。そこに、ダシとして使っていたチキンや野菜を加えて出来た料理が、現在のスープカリィの原型です。
その後、様々なお店が創意工夫を重ね、スリランカやインド、インドネシアなど様々な国のレシピを取り入れながら、日本に根付いている「カレー」とは一味も二味も違う、スパイスたっぷりのスープカリィを創造してきました。
テレビなどで紹介され、一躍札幌の名物料理となったスープカリィですが、一過性のブームで終わることなく、様々な可能性を秘めた料理としてこれからも定着していくことでしょう。
そのスープカリィを、仙台の皆さんと育てていく事が、私達の願いです。
